自転車旅(1) 名古屋駅〜浜松駅
名古屋駅まで自転車を輪行
自転車旅1日目。早朝起床。
まず、下宿先から最寄りの駅まで自転車を歩いて運ぶ。
自転車の重さはどれくらいなのだろう。
それにしても重かった。この自転車を運ぶ作業で、心が折れそうになった。
途中何度も足を止めたせいで、乗る予定だった電車を遅らせることになってしまった。
僕は自転車の初心者であるため、友達に自転車を分解してもらった後、輪行用のカバーをかけて自転車を運んだ。
前輪と後輪のタイヤを外して、自転車本体のサイドにタイヤ2本を束ねて動かないように固定してあるのだが、それでも自転車は大きい。
心配事はまず2つ。
まず、改札を破壊しないかということと、名古屋周辺の駅において、ほぼ満員の車内で自転車を運ぶことができるのか。ということである。
ただ、改札については、何度か改札に当たることもあったが、大きな駅では、駅員さんの部屋寄りのところに若干ほかの改札より幅の広い改札があったおかげで破壊せずに済んだ。
満員の車内での自転車であるが、これはまあまあ苦労させられた。
まず乗り換えが大変である。
今回の旅中の輪行において、乗り換えでほぼ確実に一本遅らせた。
車内に乗り込む際に、ほかのお客さんより遅く乗り込むと、空いているときは良いのだが、混雑していると非常に迷惑になる。
また、大きな自転車が比較的邪魔にならないのは、電車の先頭車両または最後尾だろう。
僕の最寄りの駅は空いていたが、名古屋に近づくにつれて混雑しており、乗り換えで本当に苦労した。
そんなこんなで車内のお客さんに見られながら、なんとか名古屋に到着した。
ついに東へ出発
名古屋駅に到着し、溢れんばかりの人の中を、馬鹿でかい荷物を肩にかけ駅の外に出た。
しかしながら、人が多くて組み立てる場所がないので、仕方なく300メートルほど離れたところで組み立てた。
しかしながら、この組み立ての作業が非常に厄介で、友達の手つきを見て覚えたはずのものが出来ない。
人通りが少ないといっても名古屋駅周辺であるので、人が通らないわけではない。
何度やってもできず、40分くらい経過してから救世主を思いつく。それはYouTubeだ。
昔を知らないが、現代は便利な時代だとつくづく思った。YouTubeに丁寧に自転車の組み立て方を説明した動画がアップされている。
そのおかげでなんとか組み立て、ついに出発した。
やっと自転車を組み立てることができて嬉しかったのか、すぐに漕いで行ってしまったため、出発地の名古屋駅の写真を撮り忘れたため、少し行ったところの大府駅を撮った。
最初の滑り出しは好調。坂も特になく、平坦な道を進んで行き、昼前には岡崎にある「まんぷくや」というラーメン屋に立ち寄った。
家系ラーメンを食べると、すぐに下痢を起こすタチなのだが、気にせず食べ干した。
岡崎からは、海を見るために蒲郡を通り豊橋に出て、浜松へ行く予定を立てていたのだが、岡崎を出てからしばらくして早くも帰りたくなり始める。
地味な坂道が何度も続くのだ。おそらく自転車に慣れている人では余裕であるような道だろうが、僕は4ヶ月全く運動をしていない身である。
小さな連続する坂道は、僕にとってとてもきついものだった。
そして新たな問題がこの辺りで発生し始めた。
それは、クロスバイクによるケツの痛みと、大きなバックパックによる肩への負荷だ。
ともに耐えられないほどの痛みで、ケツは限界を突破し、まともに座れなくなっており、肩はバックパックのせいでアザができていた。
そんなこんなで蒲郡市へ。ラグーナ蒲郡の横を通過し、ケツの痛みも限界の限界を突破し、慣れてきていた頃だ。
豊橋市まであと10キロちょっと。
頑張ろうと思った矢先、自転車を漕ぎながら、今度は強烈な眠気が襲ってきた。
自転車を漕ぎながら寝れば即死は確実である。寝ることは絶対許されない。
当日4時起きであることと、あまり寝れなかったことが原因だろう。
途中のコンビニでアイスをたべ、経口補水液を飲み、休憩させてもらった。
このあたりで3時頃。しかし、足の疲れもひどく、立てば足がこまめに痙攣していた。
満身創痍になりながら、豊橋駅へ。ここから浜松へ漕ぐことは不可能と考え、豊橋駅から浜松駅へは再び電車にお世話になった。
浜松に無事到着
なんとか浜松駅に着き、晩御飯にした。
浜松といえば、浜松餃子ということで、錦華楼というお店にお邪魔しました。
よくある餃子よりも、野菜が多くヘルシーな印象。いくらでも食べれます。
ささっと食べてしまい、次の日も早いのでホテルに行き素早く寝ました。
本日の走行距離は85キロほど。途中寄り道をしすぎたか。